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image02 スイス時計産業発祥の地ラ・ショー・ド・フォン。その目抜き通りレオポルド・ロベール通りに鷲の像を戴く古い建造物があります。「イーグル・ビル」と呼ばれ、当時では知らぬものがいないこの建物こそ、1887年創業、エベラール社の工場だったのです。
創業者はジョージ・エミエール・エベラール。彼と彼の息子たちはその全知全能を傾け、現在ではクロノグラフの名門として知られるこの会社を創り上げてきました。
創業以来、その革新精神によりエベラール社はクロノメーターとクロノグラフ製造の分野においてその世界的地位を確固たるものとしてきました。エベラールの名は精巧さ、高品質、そして冒険と挑戦を愛する人々に選ばれるための様々な特殊の機能と同義となりました。
冒険家、スポーツマン、パイロットをはじめ、ビジネスマンや愛好家たちは、エベラール社の時計に単にオブジェとしてのみならず、彼らの人格を際立たせる要素としての価値を見出したのです。
 
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1865年エベラール社創立者、ジョルジュ・エミール・エベラールはサン・イエミ(スイス)に、10世紀よりの旧家ベルン系の家庭に生まれました。彼の父も時計職人であり、その技術のすべてが彼へ継承されました。エベラール社が1900年に製作した初期の懐中時計は極めて精密な時計製造の分野において同社の地位を確立するものとなりました。そしてこれが“革新と伝統”のモットーの下120年以上に及ぶ成功への長い道のりの始まりでした。1919年創立者の息子、ジョルジュとモーリス・エベラールが社の運営全般を担うことになりました。この年、エベラール社はダブルバックと可動ラグを持つワンプッシュ・クロノグラフを発表します。1930年代。このスイス企業による探求は、二つのプッシュボタンを持つ新たなクロノグラフの創造へ結実します。これによりストップ後ゼロリセットすることなしに再スタートが可能になったのです。時間計測の新しい可能性に門戸を開いた技術革新でした。当時最高の技術である自動巻ムーブメントを搭載したクロノグラフの実現にその具体的な表現を見出します。1930年代を通じて、イタリア王国海軍の将校の腕には常にエベラールの時計がありました。
 
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1950年代、機械式時計を製作する上での芸術的な見本として、今日でもなお評価の高いコレクションの一つとなっています。1992年エベラールにとって特別な年になりました。イタリア人が常に敬慕してやまない偉大な伝説のドライバーの生誕100年を機に、個性的なスタイルを持つクロノグラフ「タッツオ・ヌボラーリ」を発表しました。2001年新世紀を迎え、時計の歴史上はじめてインダイアルを横1列4連に並べたクロノグラフを発表しました。デザイン的にも斬新なものであり、技術的には真の革命と言うことができます。かつてないこの配置は、グラフィックの面においてより明瞭なものであり、より合理的な読み取りを可能にするものといえます。2004年“革新と伝統”のモットーの下、精力的に商品開発に力を注いだ前社長から引き継いで同社の経営を引き継いだCEOのバルバラ社長。男性社会の機械式時計ブランドでは珍しい女性経営者。ただし、女性特有の決め細やかさと、大胆さで“革新と伝統”のモットーを守りながらイタリアのマーケットに艶やかで色気のある時計を生み出し続けている。